台車は重い荷物の運搬に重宝されます。重量物運搬台車であれば1tという人の力だけではびくともしない重量物も運搬が可能です。

しかし、台車を動かす際に重くてなかなか動かないとなると、力を入れて強く押す必要が出てきます。必要以上に力を入れて押すと疲れてしまいますし、運転ミスにつながる可能性もあります。

そのようなことにならないためにも、台車を軽く動かすためのコツや、用途に合った台車の選び方を知ることが大切になります。

台車を軽く動かせるかどうかを左右するのは、車輪の大きさと材質です。
車輪が大きくなればなるほど軽く動かすことができるようになりますし、硬い材質の方が床との接触面が少なくなって抵抗が少なくなるため、軽く動かすことができます。

しかし、車輪が大きくなれば台車の高さが上がりますし、使用する床など、環境によっては硬度が低いゴム車輪が適しているケースもあるので、車輪選びの際には軽く動かせるかだけではなく総合的に判断する必要があります。

他にも、キャスターの配置を意識することで軽く動かせるようになります。台車には、4輪全て自在に動くキャスターがついている場合と、固定キャスター2輪と自在に動くキャスターが2輪ついているものがあります。

全て自在に動くキャスターの場合、旋回する際に軽い力で動かすことができるので、方向転換する頻度が高いところでの使用に向いています。
半分固定されている台車は、直進する際に固定されている車輪を後輪にして運ぶと軽く動かすことができます。

また、重量物を運ぶ際に途中で方向転換が必要な場合は、後輪を自在に動く車輪にした方が楽に方向転換することができるので、載せる荷物の重さに合わせて使い分けると楽に運搬することができます。

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